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大人4人が快適に長距離移動でき、ファミリーカーとしても成立するパッケージング、比較的軽量なボディにマッチしたパワー&トルク、ドライビングを実感できるハンドリング。ライバルのVW GOLFとはサイズ等では比較されたものの、乗り味・ハンドリングでは明らかに別のベクトルを持った最後のプジョーといえるのが306です。
その乗り味・ハンドリングを簡潔にいえば、しなやかで懐が深く、かつスポーティ。代表的グレードである「306XSi」は登場時に多くの国内メーカーが解析・テスト用に購入したことも当時のファンの間では良く知られていました。プジョーの足回り・ハンドリングをよく「猫足」と表現していますが、306の人気がこれをを定着させた、ともいえます。
一世を風靡した306も日本での発売開始は1994年2月ですので、もうすぐ15年。初期のN3モデルでは05世代から大幅に進化したとはいえ、良くも悪くも05世代の一部を継承していて、それなりに手のかかるクルマであることは否めません。過去の整備履歴、現車の状況に合わせた対策が、長く付き合う上で重要です。
1997年以降のN5モデルは、エンジン、ミッション他、多くのパーツを一新し、トヨタ方式を取り入れたといわれる、生産効率&品質向上対策後の生産モデルですので、基本的な整備をきちんと行っていれば、大きなトラブルになることはないでしょう。
整備履歴のわからない方は、とりあえず気になる作業を行い、自分なりの整備記録を作り始めてはいかがでしょうか?次に何をやる、という目安になると思います。 |
■タイミングベルト+ウォーターポンプ一式交換 |
通常モデル(S16以外) \105,000(税・工賃込)
N3 S16/N5 S16 \136,500(税・工賃込) |
306をはじめプジョーの定番メンテナンスの一つがタイミングベルト交換。初期のN3モデルなら、なるべく早め、5万km越えあたりが目安でいいと思います。N5モデルはもう少し余裕はありそうです。
とはいえ、経年劣化するパーツですし、切れたり、コマ飛びしてしまうと40-50万円コースになってしまうので、予防の意味も含めて早めに交換するのが無難です。少し早いかな?と思えるくらいでいでしょう。
ウォーターポンプもタイミングベルト交換に前後して寿命を迎えることが多く、工賃を考えると同時に交換しておくことをオススメしています。
そのほか、テンショナー等、同時交換が安心かつお得なパーツ・工賃をセットにしました。
●推奨交換時期:現車の状況にもよりますが5-7万km程度か5-7年に一度程度
●交換部品:タイミングベルト・ウォーターポンプ・テンショナー・Vベルト・クーラント
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オプション:
・マルチパーパススーパークーラント使用・・・\6,300 |
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■フロントブレーキ一式交換
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通常モデル(S16以外) \52,500(税・工賃込)
N3 S16/N5 S16 \57,750(税・工賃込) |
306に限らず、欧州車のブレーキは消耗品です。通常、パッド2回の交換でローターも交換、とするのが基本。距離でいうとパッドが3-4万km、ローターが6-7万kmが目安でしょうか。
止まらないクルマは走らないクルマよりはるかにキケンです。ブレーキ関連は他の項目より優先順位は高いといえるでしょう。
このセットでは純正ローターとご要望の高い低ダストタイプのパッド、メビウス「ユーロエコ」にMOTULのフルードを使用します。また、作業時にはハブ周りの研磨・清掃、パッドも面取り加工ももちろん実施しています。
●推奨交換時期:現車の状況にもよりますが5-7万km程度なら施工価値あり
●交換部品:純正ローター左右・パッド(ユーロエコ低ダストタイプ)左右・MOTULブレーキフルード(DOT5.1) |
オプション:
・純正ブレーキホース交換追加・・・\10,500
・ロータースリット加工+センター部防錆加工・・・\10,500
※他のスポーツローター、パッドのご相談も承ります。 |
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■リアブレーキ一式交換
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全モデル \47,250(税・工賃込) |
フロントブレーキに比べると地味な存在のリアブレーキですが、パッシブ後輪操舵を持つ306の挙動を考えると重要なパーツです。消耗もかなり早いほうで、フロントローターを一度交換しているようであれば、次はリアローターの交換もオススメします。フロント同様、作業時にはハブ周りの研磨・清掃、パッドの面取り加工も実施しています。
●推奨交換時期:現車の状況にもよりますが5-7万km程度なら施工価値あり
●交換部品:純正ローター左右・パッド(ユーロエコ低ダストタイプ)左右・MOTULブレーキフルード(DOT5.1) |
オプション:
・純正ブレーキホース交換追加・・・\10,500
・ロータースリット加工+センター部防錆加工・・・\10,500
※他のスポーツローター、パッドのご相談も承ります。 |
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■前後ショック+フロントアッパーインシュレーター一式交換
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全モデル \157,500(税・工賃込) |
「猫足」と呼ばれるプジョー独特の乗り味を決定する、重要な部品がショック(アブソーバー)。プジョーが社内製にこだわる純正ショックも6-7万kmも走っていれば、本来の性能は発揮しているとはいい難い状態です。新車に近い乗り味を復活させるためにも是非、交換しておきたいパーツです。
同時に、フロントショックとスプリングを支える、アッパーインシュレーターも硬化しているハズですので要交換。これでかなり乗り味が改善されます。
また、スプリングも個体によっては交換しても良い頃ですので、ご希望の方はお申し出ください。パーツ代だけの追加でできますのでお得ですし、さらに乗り味が復活します。
もちろん、リアの車高調整もフロントに合わせ、実施いたします。
●推奨交換時期:現車の状況にもよりますが5-7万km程度なら施工価値あり
●交換部品:純正ショックアブソーバーフロント左右・フロントアッパーインシュレーター左右・純正ショックアブソーバーリア左右
※プジョー純正部品の価格改定により料金を改定させていただきます。 |
オプション:
・純正スプリング交換追加・・・\31,500
※他のスポーツサスペンション、スプリングのご相談も承ります。 |
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■クラッチオーバーホール
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全MTモデル \168,000(税・工賃込) |
新車のクラッチの軽さをご存知ですか?新車から乗り続けている方はご記憶だと思いますが、現在よりもはるかに軽く、スパッと切れ、つながったと思います。
クラッチワイヤーの劣化によるものが大きいですが、そこそこの距離のクルマでは、クラッチ板の磨耗も進んでいるので、ぜひ、セットで交換しましょう。当社ではおおむね、7-8万kmで施工する方が多いです。
パワーの伝達効率がよくなるのはもちろんですが、何より、左足の負担が劇的に改善されます!
●推奨交換時期:現車の状況にもよりますが7-8万km程度
●交換部品:純正クラッチキット・シフトリンク3本・クラッチワイヤ・油脂類
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オプション:
・クロモリ製軽量フライホイールキット使用・・・\105,000 |
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■エンジンマウント交換
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\26,250(税・工賃込) |
アクセルのオンオフ時にダイレクト感がなく、クルマの挙動がギクシャクする、とか前後のスナッチングが大きいなどの症状が気になる方にはエンジンマウント交換がオススメです。
マウント本体はゴム製の部品ですので、熱や経年変化により新品とは比較にならないぐらい変形・ひび割れをおこしています。ひどいものではちぎれてしまっているケースも少なくありません。
交換すれば、アクセルのオンオフ時のエンジンの動き(特に前後方向)が大幅に抑制されるので、アクセルと車体の挙動の一体感が増し、よりリニアな動きになります。不快な振動も抑えられることもあります。
●推奨交換時期:現車の状況にもよりますが5-7万km程度
●交換部品:純正エンジンアッパーマウント・純正エンジンロアーマウント・バッファー・フィッティングボルト |
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■エアコンリキッドタンク交換
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\84,000(税・工賃込) |
エアコンのリキッドタンクとは回路内のゴミや水分をコンプレッサーにまわらない様に除去している消耗品。
詰まって機能不全な状態で放置して置くと コンプレッサー本体の不具合に直結してしまう重要な部品です。
306ではエキパンの交換は含んでいませんが、ゴミや水分の影響を受け易いパーツですので、予算に余裕のある方は同時交換がオススメです。
●推奨交換時期:現車の状況にもよりますが5-7万km程度
●交換部品:エアコンリキッドタンク・Oリング・エアコンガス・添加剤 |
オプション:
・エキパン交換・・・\105,000 |
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■これも効果アリ!
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●インジェクタークリーナー・・・\31,500(税込)
エンジンにガソリンを供給するインジェクター(特にノズル)が汚れてくると、エンジンが要求する適正量のガソリン供給ができなくなり、パワーやレスポンスの低下を招きます。ぜひクリーニングして、本来のパワー、レスポンスを復活させましょう。結構、人気です。
●ホイールバランス・・・\2,100/本(税込)
当社では専用アタッチメント付きバランサーをご用意しています。センターホール無しの純正ホイールでも正確なホイールバランスが取れます。バランスウエイトもコダワリの内側貼りで見た目にも配慮しています。我慢して乗っている方、ご利用ください。
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※これら以外でも、おクルマの状態に合わせた、適切なメンテナンス・修理が可能です。まずは、現状把握が大事ですので、お気軽にご相談ください。 |
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